お庭の改修(リフォーム)工事。
実は、予定していた工期が想定より延びてしまうケースが、他にもまだ存在します…
新築工事は、何もないまっさらな状態(ゼロ)から必要なものを足していきます。
しかし、私たちが日々直面する「改修工事」は違います。
そこには、お客様が長年生活されてきた歴史があり、地中や裏側には既に数え切れないほどの「モノ」が存在しています。
それらの中には、工事が進むに連れて初めて明らかになる「劣化や不具合」があどうしても隠れているのです…
隣家との境界にある土留めブロックが、生垣や草で撤去してみるとかなり破損していた。
雨樋からの配水管が地中で割れていて、水はけが悪くなっていた。
こうしたケースは、古いお庭の解体現場では「ごく普通のこと」です。
また、工事が進んで新しい部分が完成していくと、「当初はそのまま残す予定だった古い部分」とのミスマッチが気になり始め、「やっぱりここも釣り合いのとれるようにしておきたい」と追加の工事の依頼となることもある。
お打ち合わせを重ね、図面上の大枠が固まり、完成イメージが共有できると、いよいよ着工です。
この段階になると、お客様から必ず聞かれることがあります。
「いつ頃から始められそうですか?そして、大体いつ頃に完成しそうですか?」
もちろん、着工前の段階でどんな工事をいつ頃やっていくのかをまとめた「工程スケジュール表」を作成し、お客様にお渡しするのが基本の流れです。
特に引っ越しなどの期限が決まっている場合は、先行できる部分から急ピッチで進めていくこともあります。
しかし、ここで事前の伝えしておきたい「現場のリアル」というのもあります。
それは、「工程表通りに100%進むことの方が少ない」ということです。
初回の現場調査とヒアリングを終えると、お伺いしたご要望を元に、今後の話し合いの土台となる「図面」と「概算見積書」を作成するステップに入ります。
図面は平面図を主体に、今後庭や外構がどのように姿を変えていこうとしているのか?
そのイメージを共有できる客観性があり、かつできるだけ分かり易いものになるようにという思いで、手書きで作成しています。
ですので設計士さんが描いたような立派なものではありません。
前回のヒアリングで、「ここは絶対に譲れない!」という明確なご要望から、「何となくこんな雰囲気が好きで…」といった漠然としたイメージまで、様々な思いをお聞きしました。
それらの要素を、実際の現場の広さや条件に当てはめてプランニングしていくのは、実は中々骨の折れる作業です。この段階ですんなりと理想形ができることは少なく、頭の中で何度も試行錯誤を繰り返し、ようやく話し合いのベースとなる「たたき台(最初の図面)」を作り上げます。
その図面を元に、庭木や庭石の撤去から順に、必要な項目をまとめた「概算の見積書」を作成し、いざ次回の打合せに臨みます。
いざ、「長年あったお庭や外構を、今の自分たちの新しい暮らしにあったものへと変えよう!」と思い立った時、まず何から取り掛かれば良いか⁈
普段の生活の中では滅多に考えることのない大きなイベントですから、頭を悩ませてしまうのは当然です。
実は、私たち日桂造園にいただく改修工事(庭のリフォーム)のご依頼の多くは、普段から剪定などの管理にお伺いしているお宅からのものです。
新築の「何もない真っさらな敷地」とは違い、既にあるお庭には長年の歴史があり、様々なもので構成されています。
「今あるものをどうするのか?」
「どれを撤去・処分し、何を残して生かすのか?」
ゼロから作るよりも考えなければならないことが多く、中々すんなりとは進まず、途中で嫌になってしまうお客様もいらっしゃるのが現状です。
でも、ご安心ください。そこを整理してカタチにするのが、私たちの仕事ですので。
携帯のSMSに届いた1通のメッセージ。送り主は、長年の付き合いのあるお客様の娘さんからでした。
娘さんとは前回の剪定作業の際に始めめてお会いし、「近々私たち家族が引っ越してくることになりそうなので、また庭のことで相談したいことがあるので…」という話は伺っていた。
そのメッセージには、先日親御さんがお亡くなりになられたこと、そして外構の件で本格的に相談したいという旨が、簡潔につづられていた。
すぐにお悔やみと打合せの日程でこちらの都合などを記し、メールを送り返すと、少し遅い時間であったにもかかわらず、意外とすぐに返信があり、打合せの日時も決まって、初めての打合せとなる。
夏の炎天下、河川沿いの道路を通っていると、草刈りの作業をしている光景に目が行く。
このクッソ暑い中、本当にご苦労なことに…と、自分も昔同じようなことをしてきたことなど、不意に思い出したりすることがある…
今から20数年前、造園会社にお世話になって、すぐの夏の現場でのこと。
それまで草刈り機など、ほとんど使ったこともないずぶの素人だった自分が、配属された(放り込まれた…)現場は、天野香久山の周辺にある広範囲な草刈りの現場だった。
確か7月の上旬でまだ梅雨も真っ只中の頃、着工から完了までに1か月ほど掛かっていたと記憶している…
最初は比較的平坦な果樹畑のようなところを草刈り機の扱い方をレクチャーされながら見よう見まねで、先輩たちの後を追うように草を刈っていくのだが、段々とその扱いにも慣れるとともに、作業現場の状況は過酷なものへと変わっていく…
除草剤を使った雑草対策というと、素人には何かと難しいことがある。
よくある話で、お施主様がホームセンターで買った除草剤を撒いた後、庭木の様子がおかしくなったり、枯らしてしまったというもの…
どういうものを使用したかと尋ねると、殆どが口をそろえたように、「粒状のやつで、庭木からは少し離れたところに撒いたんですが…」
確かにホームセンターでよく見かける粒状の除草剤には、誰でも簡単に、撒くだけで、3~9カ月もの期間、草は生えてこないといった旨のことをPRしてあるし…
しかし、このように庭木迄枯らしてしまったと聞くと、除草剤は危険なもので、到底使用できないと考えるのも当然である。
また一方で、農家等で除草剤を雑草対策に上手く使っている人達がいるのは事実であり、ある程度使いこなせるようになるには、基本的な除草剤の知識というのも必要になってくる。
前項からの流れで、家(建物)周りの雑草対策として揚げられるのが、犬走コンクリート
犬走とは、建物周りに設けられる幅の狭い通路のことで、そこをコンクリートで施工したもののこと
雑草の抑制や歩きやすさの面では、砂利敷きよりも優れている
このコンクリートが選ばれるポイントとしては、そのスペースを有効活用しようという考え方があるかどうか?が大きい
あくまで肌感覚的なものではあるが、砂利敷きではなく、コンクリートを敷設してあるお宅の方が、その場所に出て、色々と有効活用されていることが多いように感じる
只、コンクリートの無機質的な感じや息苦しさのようなものを感じるので嫌という人もある…
そこらあたりは人それぞれであろうが…
それでは、砂利敷きとコンクリート敷きとの中間的な領域のものはないか?というと、
例えば、砂利より歩き機会は多いので歩きやすく、それでいてコンクリートのような堅ぐるしさを感じさせないものとして…
あまり多くは使用することはないが、真砂土(マサツチ)舗装というものもある
家(建物)周りのいわゆるユーティリティ部分の雑草対策として、最もポピュラーなものとして、砂利敷がある。
その土の部分を整地した後、防草シートを貼り、その上に砂利を敷き均していくというもの
選ばれる理由として、まず第1は、コスパが良いということ
単に雑草の生えるのを抑制をするだけなら、防草シートを敷くだけで良いとなるが、実際にはそれでは見栄えが悪いということから、その上に砂利を敷き詰めることで、美観的な面において折り合いをつけるという作用がある
砂利敷のコスパが良いという側面について、まず前提として、非常に安価で、常に供給されている”ある種の砂利”が存在するということ
そのある種の砂利が、大体どこの地域においても(地域によって、その種類は多少違ってくるが…)簡単に入手できる環境があることで、砂利敷のコスパの良さが担保されているのであり、それらとは別の砂利を使用した場合には、結構高くつくことはある…
だから、そういった部分に敷いてある砂利というと、大体どこを見ても同じようなものばかりで、一般的に砂利敷というと、そのようなイメージを持たれることも多いのではないかとも思う
防草シート敷の見積をするとなると、まずは、地面の状態がどうなっているのか?ちゃんと確認できるようでないといけない
その土地の形状を調べ、主な雑草の種類や実生木が生えていないか?
場合によっては、除草剤で事前に枯らせておく処置をしておいたり、また、障害物の有無なども分かっておいた上で、対処の仕方も検討しておかないといけない
こうした実地の調査を十分に行ったうえで、そこに必要となる資材の量と、施工にかかる労力などを試算して、見積書を作成することとなる